本島の家 DIY合宿2日目
本島の祖父が育った家をきれいにするDIY合宿もいよいよ二日目。この日は、台所の天井の塗装と壁の漆喰塗り、廊下のユカハリです。
明るいうちに作業をしないといけないので、早朝の6時過ぎに起床。買ったきたパンで朝食をさっと済ませると、作業開始です。土曜日の朝のフェリーで10人渡ってくるので、それまでにキッチンの天井の塗装の養生を進めます。
塗装の縁の部分に、はみ出してもテープを剥がせばきれいになるよう、マスキングテープでしっかり養生します。テープとビニールシートが一体となった養生材をホームセンターで買ってきたので、天井の塗装の際に貼って、シートを広げます。これで、天井を塗装する塗料が落ちても、壁のしっくいの下塗りを汚さずにすみます。今回は、床は上にフローリングを貼るから汚れてもいいので、養生をしませんでした。とにかくしっかりと養生をして、きちんと仕上げるのがDIYの基本です。
そうしていると、8時のフェリーで、みんなが到着。荷物を家に下ろして、着替えたら作業開始です。
まずは、天井の塗装から。子ども達も参加して塗り進めます。主な部分はローラーで塗り進め、細かい部分は刷毛で塗ります。基本はとにかく丁寧に塗ること。素人でも丁寧にきちんと塗れば、それなりの仕上がりになります。
上を向いて塗っていたら、塗料が顔の上に落ちてしまいました。ちょっとビックリしましたが、水性塗料なのですぐ洗ったら大丈夫でした。 どんどん塗り進めて、ほぼ全面が塗り終わりました。少し乾くのを待って、二度塗りに入ります。一度塗りだとむらがあるので、二度塗りは必要です。
壁が白の漆喰なので、天井も白でもよかったのですが、元の仕上げが化粧ボードで目地が多く、白だと目地が陰になって目立つので、今回はモスグリーンにしてみました。塗ってみたら印象的な感じに仕上がったので、まずまず成功だと思います。
二度塗りが終わったら、塗り残しやムラがある部分をはけで細かく塗りつぶしていきます。このタッチアップ作業をひたすら根気よくやるのが、素人でもきちんと仕上げるポイントです。春先にリノベーションスクールに参加したときも、きちんとタッチアップを繰り返して仕上げたら、プロの塗装屋さんが「うーん、プロの仕事みたいだ」と感心していました。
塗装は3人ほどで出来るので、同時並行で廊下のフローリング張りを進めます。まずは最初の部分は、プロの大工さんにお願いします。既存の鴨居にピタッと合うように、カンナをかけて下さっているところでしょうか。
二枚目の板からは、DIYにチェンジです。最初は、プロ用の機械がなくてもできる釘打ち仕上げから。継ぎ目の凸凹部分の「さね」に釘を打っていきます。なかなか難しく、打ち込むのに時間がかかるので、こんなに大変なのかと思いました。
参加者全員が順番に体験していきます。でも、釘打ちだとなかなか進まないので、すぐに機械道具利用に切り替えました。この日は、大工さんがプロ用の機械を持ってきてくれていたので、フロアタッカーという床用のホッチキスみたいな道具で留めていきます。パシュッと一瞬で簡単に留まるので、機械のすごさを実感したのでした。
あっという間に、半分くらいまで張れてしまいました。もとのプラスチックタイルに比べると、やっぱり無垢の木が気持ちいいですね。
仕上がりはこの通り。気持ちのいい広めの縁側が誕生したのでした。ここに木の長机を置いて、設計やデザインの作業をしたいと思います!
続いて、キッチンの漆喰塗りです。その前に、床のホコリをどうしようかと思っていたら、年配のお父さんが、新聞を塗らして丸めて、床を転がしたら、ホコリを吸着してくれると教えてくれました。掃除機のない昔はこうやってホコリが立たないように掃除していたとのこと。なるほど、島で作業すると少し不便なので、昔の知恵が役に立ちます。
壁の養生をはがして、さっそくしっくいを塗り進めます。下塗りと同じ調合ずみの「うま-く塗れ~る」を、セットで買った小手で塗っていきます。ペンキの塗装と違って、しっくいの塗りはなかなか難しく、そのぶん奥が深くて面白い感じがしました。
細かい部分は「へら」を使って仕上げていきます。このあたりも、ペンキ塗りの刷毛よりも慣れと技が必要で、面白いし大変です。体験してみての感想としては、低予算で簡単に早く仕上げたい場合は塗装が向いていて、少し予算と手間はかかるけど、時間をかけて楽しみたい場合は漆喰(しっくい)の方が向いている気がします。
大人たちがDIYに励んでいるあいだ、こどもたちは、みんなで海水浴を楽しんだのでした。結局、朝から午後の3時過ぎまで、海で楽しみました。根気よく付き合ってくれた、じいじとパパに感謝です。
できれば、夜はバーベキューといきたいところですが、今回は作業メインで主婦の手間を減らせるよう、カレーライスをみんなで頂いたのでした。夜は子どもたちが楽しみにしていた花火を浜辺でしました。大人組は、四国の丸亀市で花火大会だったので、岬の方に花火を見に行きました。でも、浜辺のファミリー組も、岡山側の玉島の花火大会が見れて、二倍楽しめたのでした。
花火の後、子どもたちは早く眠りにつき、大人たちは語らってといきたいところなのですが、翌日の作業もあるので、ほどほどに床につきました!
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