カール・ツァイス Planar T 1.4/50
カール・ツァイスの標準レンズPlanarT 1.4/50を手に入れたので、試し撮りをしてきました。最近はオートフォーカス全盛ですが、こちらはマニュアルフォーカス。ファインダーを覗きながら手動でピントを合わせます。
岡山城のまわりで一枚。ピントを柳の葉に合わせるか、お堀端の家々に合わせるかが、オートフォーカスだとカメラが選ぶような感じになりますが、手動で自由に合わせられるのは便利です。
日差しがすっかり夏めいて、日陰が心地よい季節になってきました。
続いて岡山県庁へ。石垣をアップで撮ってみました。明るいレンズで被写界深度が浅いので、周囲がぼやけた写真が撮りやすいですね。
ツァイスやライカなどのドイツのレンズは、コンクリートや鉄などの描写がクールで印象的なイメージがありますが、そんな感じに写りました。
こちらはちょっとピンぼけ気味。右手の手すりにピントを合わせたつもりなのですが。オートフォーカスでカメラ任せの方が、ピントがきちんと合うような気がします。
まちかどを歩いていて見つけた黒板。デザイン事務所か何かでしょうか。ちょっと哲学的でポエムですね。
こちらは渋めの一枚。木の味が出ています。 ガスメーターも、明るく飛んで印象的な一枚に。
今日は夏らしい晴天だったため、F1.4の明るいレンズには難しい天気のような気がしました。いつもはオートフォーカスで露出もカメラ任せで、構図だけに集中して撮っているので、マニュアルフォーカスで撮るのは難しいですね。
マニュアルでピントを合わせる分、手間がかかるので、写真を撮る際に少し考える時間ができる気がしました。何でも便利にスピードが速い時代に、少し考える時間を持てるのは貴重なことかなと思います。
いつもカメラ任せで、マニュアルの操作に慣れていないので、撮れる写真の平均点はオートフォーカスの時の方が圧倒的に高い気がしますが、ツァイスのレンズでマニュアルで撮ると、10枚に1枚くらい、とても印象的な写真が撮れるような気がします。
カメラの操作を覚えて、露出をコントロールできるようになると、もっと写真が面白くなるのかもしれませんね。これを機会に少しずつ練習してみようかと思ったのでした。
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