夜の皇居外苑と日比谷公園
東京駅で夜行列車を待つ間に、夜の皇居外苑を散策してきました。人や車が多く光があふれる中で、ひときわ暗く静謐なエリアです。
東京駅から皇居に向かってまっすぐ歩いて江戸城外堀を越え、警察官が警備している交番の前を通り過ぎて、皇居外苑の日比谷公園へと歩きます。大通り沿いには、ランニングをしているランナーさんがたくさんいました。外堀はひときわ広く、徳川幕府の力を感じます。石垣も静かで派手さがなく、質実剛健なのが徳川家康が作り始めた江戸城らしい感じです。
皇居外苑の日比谷公園は、芝生と松林が広がるひっそりとしたエリア。霞ヶ関の方から帰宅中のビジネスマンがときどき通り過ぎます。戦前には、皇居を守る軍隊が集結できる広場の意味もあったのでしょうが、現在では都心に貴重な憩いのエリアとなっています。桜田門など歴史的なスポットもあるだけでなく、日比谷公園の松林越しに見るビル群はもっとも「首都」東京を感じられる風景だと思います。東京の中でももっとも印象的なエリアのひとつだと思うので、まだ行かれたことがない方は、ぜひ一度足をのばしてみてください。
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