三菱一号美術館(東京/丸の内)
7月末に東京を訪れた際に、丸の内の三菱一号美術館に行ってきました。『「三菱一号館」は、1894(明治27)年、開国間もない日本政府が招聘した英国人建築家ジョサイア・コンドルによって設計された、
三菱が東京・丸の内に建設した初めての洋風事務所建築です。全館に19世紀後半の英国で流行したクイーン・アン様式が用いられています。
当時は館内に三菱合資会社の銀行部が入っていたほか、階段でつながった三階建ての棟割の物件が事務所として貸し出されていました。
この建物は老朽化のために1968(昭和43)年に解体されましたが、40年あまりの時を経て、コンドルの原設計に則って同じ地によみがえりました。』とのこと。少しきれいだと思ったら再建なんですね。でも、すごく忠実に復元しているので、一見の価値ありです。再建とは全く気がつきませんでした。
戦前の丸の内は、イギリス風の赤煉瓦の建物がならぶ街並みで「一丁ロンドン」と呼ばれたようです。今でも残っていたら、貴重な文化遺産で観光資源にもなったのに残念ですね。最近はまた開発ラッシュで、昭和の建物もどんどん壊されているので残念です。経済が一度衰退しないと、古いものは残らないのかもしれませんね。
今回は幕末から明治にかけて活躍した浮世絵師「暁斎」の展覧会を見てきました。三菱一号美術館の元の設計者コンドルも明治時代に入門していて見事な作品が展示されていました。
建物の中には、当時の雰囲気を復元したレトロなカフェもあるので、のんびりするだけでもおすすめです。東京に行かれた際には、ぜひ足をのばしてみてください。
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