江戸幕府の最後の将軍、徳川慶喜の孫に当たる井手久美子さんによる一代記です。ご高齢になり、戦前の大六天のお屋敷(徳川慶喜が最後に暮らした東京のお屋敷)のことや当時の華族の暮らしぶりについて、知っている人は自分だけになってしRead more
江戸幕府の最後の将軍、徳川慶喜の孫に当たる井手久美子さんによる一代記です。ご高齢になり、戦前の大六天のお屋敷(徳川慶喜が最後に暮らした東京のお屋敷)のことや当時の華族の暮らしぶりについて、知っている人は自分だけになってしRead more
村上春樹の久しぶりのエッセイ集。雑誌の「アンアン」に連載したものがまとめて本になりました。3とあるように、村上ラヂオとしては3冊目です。春樹さんも若い20世紀(不思議な響きですね。1980年代頃のことです)にはたくさんエRead more
村上春樹が自身の小説家としての創作手法や今までを振り返り、小説の書き方について考察する自伝的エッセイ。ジャズ喫茶を運営していた著者が、突然小説を書こうと思ったきっかけや、初めて書く中でどのように小説を創り上げていったか、Read more
本国イギリスではテレビドラマにもなった人気の歴史ミステリーシリーズ第一巻。 舞台は、12世紀のイングランド。シュールズベリ大修道院の修道士たちは、教会の権威を高めるために、ウェールズの寒村の教会に残された聖女の遺骨を引きRead more
岩波新書のシリーズ日本中世史の第二巻です。一巻は中世全体の流れを文化も含めて概観する内容でしたが、今回の第二巻は、鎌倉時代の動きを主に政治の面から追った内容です。 我々はどうしても現代に生きているので、現代の常識がいつのRead more
今回は久しぶりの読書日記の更新。岩波新書のシリーズ日本中世史①です。 今に伝わる伝統文化が形成されたのは中世(鎌倉時代)以降で、現代の混沌とした社会状況は中世初期に似ています。いろんな意味で現代を生きるのに参考になる中世Read more
第二次世界大戦の激戦地であるペリリュー島と沖縄の戦闘にアメリカ海軍海兵隊の前線で戦う兵士として参加した体験を、戦後30年を経てまとめた記録です。ペリリュー島は硫黄島や沖縄と並び日本軍の抵抗が最も激しかった戦場で、天皇陛下Read more
先日亡くなられた作家の阿川弘之氏の追悼記事を新聞で読み、手に取った一冊です。米内光政は、海軍を一度は退役間近となりながら、太平洋戦争の足音がし始める昭和10年代に平和派・開明派として見いだされ、海軍大臣・総理大臣を務めてRead more
世界陸上の400mハードルの銅メダリストの為末さんの著書。「勝てないのは努力が足りないからじゃない」と副題がついているように、「努力をすれば夢がかなう」という一般的な考え方に異議を唱える内容です。 「諦める」という言葉はRead more
リノベーションまちづくりの分野で全国に旋風を巻き起こしている「リノベーションスクール」の主要メンバーで切り込み隊長の嶋田さん初の著書。 生い立ちから、建築を志し地元北九州の商店街の復興に携わり、リノベーションスクールに出Read more