京都で風呂敷を探しに
先日、京都を訪れた折りに、風呂敷のお店へ行ってきました。東大路通りに面した知恩院の近くにある「掛札」(KAKEFUDA)というお店です。
風呂敷といっても、昔のままのデザインではなく、伝統的な柄をモチーフにしながら少しモダンにアレンジしたデザインです。お話をお聞きすると、兄弟でお店をされていて、お兄さんがデザインをし、弟さんが染色して試作品を作る役割分担だそうです。たくさん作るのは京都にある染め物工場にお願いしているとのこと。もともとは染工場としてお誂え(オーダーメイド)専門で家紋入りの絹の風呂敷などを手作りしていたが、ひょんなことから今のかたちにたどり着いたとのこと。
店頭で説明してくださった弟さんは、本当におしゃべりが上手な方で、風呂敷の柄の由来などを分かりやすく説明して下さいます。驚いたのは、すべての柄に意味があって、ストーリーがあること。例えば、蝙蝠(こうもり)の柄は、現代では少し気味が悪い感じもしますが、「こもり(子守)」に通じて家族の繁栄を願ったものだそうです。すべての柄にストーリーがあるなんて素敵ですね。京都はもともと商売の町でもあるので、商売繁盛に通じる由来が多かったような。
八坂神社や知恩院からすぐ近くなので、京都に行かれた際にはぜひお寄りください。ホームページもあるので、気になる方はこちらをご覧ください。
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