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「無限の網」草間弥生の世界(高梁市成羽美術館)

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2016年11月11日WA-SA-BIな暮らし, アート Standard

今日は仕事で高梁から笠岡へ移動する途中で、思い立って、お昼休みに高梁市成羽美術館で開催中の草間弥生の展覧会を見てきました。

草間弥生は1929年生まれ、現在80代の美術家で、子どもの頃から幻覚に苦しみ、その自己治癒も兼ねて、アート作品を製作してきました。今回の展覧会は、リトグラフ(版画)を中心に、その生涯を追う形で幅広い作品を展示した展覧会です。最初期の20代の頃の絵画から最近の作品まで、草間弥生のこれまでの歩みと全貌が見渡せるような充実した作品展になっています。

最近では、ベネッセアートサイト直島の黄色いカボチャのオブジェが有名ですが、子どもの頃から南瓜が好きで、たくさん描かれています。特徴的なのは、水玉と網模様が無限に続くようなモチーフです。鮮やかな色彩と合わせて、鮮烈な印象を残します。長い制作歴を誇るので、60年代の抽象的でアバンギャルドな作風から、80年代はカラフルでポップな作風へ、90年代はシンプルで抑えた作風となり、最近はよりポップな感じへと少しずつ作風が変わっていくのがよく分かります。

20年前は、異端の芸術家という感じに見えましたが、最近は国際的な評価もますます高くなり、日本を代表する芸術家のひとりと言えるのではないでしょうか。長期に渡って制作を続けられるバイタリティには目を見張るものがあります。

東京の第一級の美術館で開かれる展覧会と変わらない質の高い展覧会なので、興味のある方はぜひおすすめです。地方の田舎の美術館でも、質の高い作品展が開かれる時代になったなあと、少し感慨深いものがありました。平日でも多くの人が訪れていたのも納得です。

11月27日の日曜まで。お近くの方は、ぜひ足を運んでみてください。誰でも感じられるのが、草間弥生の作品の魅力ですから。

<高梁市成羽美術館のサイトはこちら>http://www.kibi.ne.jp/~n-museum/kusamayayoi.html

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安藤忠雄設計の美術館の建物も魅力的です。

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