同志社大学 良心館に行ってきました
先日、設計の仕事で参考にしたいこともあり、京都の同志社大学良心館を見学に行ってきました。最近は、少子化もあり、学生の募集にどの大学も熱心なので、キャンパスもきれいに整備されています。数年前に整備された最新の良心館を見てみましょう。
まずは、エントランスを入ると吹き抜けのある大きなエントランスホールがあります。ずいぶん贅沢なゆとりのある空間です。この建物には、カフェテリアや教室などいろいろな機能がありますが、目玉はなんといっても2F・3Fの「ラーニングコモンズ」です。ラーニングコモンズとは、最近ふえている新しい学習空間で「IT技術を活用した自学習スペース」です。授業の間や後に自習するだけでなく、グループディスカッションを行ったり、他の学部の学生と一緒に学べたりします。ITの通信インフラや液晶プロジェクターなどが、様々なシーンをサポートしてくれます。
空間的にも、間仕切りで区切られた部屋ではなく、オープンスペースを家具やパーティションで仕切ることにより、お互いに刺激しあったり、柔軟な学習スタイルを取れるように工夫されています。私が学生の頃とは、様変わりして自由で楽しい感じの学習スペースで、現代の大学生がうらやましくなりました。
キャンパス全体も20年前よりずいぶん綺麗になっており、ヴォーリズ設計の煉瓦造の教会などもあって(重要文化財の建物が多いんですね!)、歴史を感じさせる落ち着いたキャンパスでした。キャンパス自体は日曜日以外は誰でも自由に見学できるので、京都に旅行に行った際は、立ち寄ってみても面白いかもしれませんよ。
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