「始皇帝と大兵馬俑」展(大阪)
先週、勉強会で大阪に行った際に、国立国際美術館で開かれている「始皇帝と大兵馬俑」展を見てきました。秦のいろんな宝物と兵馬俑の像の実物が国内で見られる機会はそうそうないので、頑張って時間を作って良かったです。
午後のセミナーの前に、10時半過ぎに会場に着くと、なんと長蛇の列。会期末なのと、休館日開けだったこともあって、平日にもかかわらず1時間待ちでした。こんなに並ぶのは久しぶりです。さすがに平日なので、年配の方が多いですね。
始皇帝は、中国全土を初めて統一した王様で、「皇帝」という呼び名を作った人物です。それまでは、中国でも文明が発展したエリアは限られていたのですが、次第に文明圏が広がって、多くの国が出来て戦国時代となり、それを統一したのが秦の始皇帝でした。それまでバラバラだった、寸法や計量単位、貨幣などを統一し、中国を一つの国にまとめた功績は偉大です。
その始皇帝のお墓が兵馬俑で、死後にも困らないように、お供のものや宝物などを埋蔵しました。有名な陶器の像は本当に写実的で、今にも動き出しそうです。特に、東部のない力士のような像は、生きているような迫力がありました。他にもいろいろな宝物や、銅製の馬車などもあり、歴史の本で読んだ馬車はこんな形だったのかと感慨深いものがありました。
会期は終わってしまいましたが、いつか中国に本物の兵馬俑を訪れたいものです。
<展覧会のホームページはこちら>http://heibayou.jp/
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