特急と普通列車
先日、仕事で岡山と高梁を往復しました。行きは時間がないので、伯備線の出雲市行き特急「やくも」に乗車。
車だと1時間15分くらいかかりますが、特急だと約40分。何といっても早いです。車内もきれいで、止まる駅も少なく、快適な旅で早く目的地に到着です。特急料金が少しかかりますが、お昼のサンドイッチを食べる間に到着し、時間も有効に使えて助かりました。
帰りは時間があるので、普通列車で。ゆっくりと電車に揺られながら、ふと流れている空気が違うことに気がつきました。普通電車の方が窓が大きいこともあるかましれませんが、風景が近くに感じられるし、乗っている人も地元の人です。各駅に止まりながらゆっくり移動すると、生活感やゆったりした空気が感じられて、すごく感覚的に豊かな感じがしました。
構造設計と打ち合わせをして帰るため、総社駅で乗り換えて吉備線へ。ローカル線なので、よりいっそうのんびりしています。特急列車では見えなかったものが見えたり感じられて、「こっちの方が豊かだなあ」と素直に感じられたのでした。今までは特急列車のような効率のいい生き方がよしとされて来たような気がしますが、これからは、普通列車のような生き方の方が豊かなんじゃないのかな、とふと思ったのでした。
このところ、少し生き急いでいるようなところもあるので、少し時間と速さについて考えないといけないなあと思ったのでした。10月には、瀬戸内国際芸術祭の秋会期が始まるので、ゆっくり島めぐりをしながら、考えてみたいと思います。
それにしても、いつから吉備線が「桃太郎線」に変わったのでしょうか。岡山は桃太郎伝承のゆかりの地ですが、正式名称になっていてビックリです。。
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