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古民家ホテル構想

古民家ホテルしゃしん
2016年1月12日DIY 日曜大工, WA-SA-BIな住まい, WA-SA-BIな暮らし, 旅 島めぐりDIY, 本島, 民泊, 瀬戸内国際芸術祭2016 Standard

今日の朝日新聞に兵庫県篠山市の「城下町ホテル」の記事が出ています。市内に点在する古民家を改修して泊まれるようにし、市内に1カ所フロントを設けることで、各古民家をホテルの客室として泊まれるようにした取り組みです。現在は市内に点在する4棟11室で運営中。「宿泊者に住民のように過ごしてもらう」コンセプトが都会の人に好感を得て、昨年末は連日満室とのこと。<篠山城下町ホテルNIPPONIAのホームページはこちら>

夕飯は住民が営む飲食店で食べてもらい、朝食は住民が作りにくることで、地域に仕事を生み出すことにも成功しています。地域のファンになった人が農業体験に訪れて田畑を借り、耕作放棄地がなくなるなどの効果もあるそう。篠山の丹波焼きの窯元の陶芸家の方から、昨年の秋にオープンするから、篠山を訪れるなら泊まったらいいですよ、とは聞いていましたが、好スタートを切っているようです。篠山は関西から日帰り圏内で、もともと人気が高まっていたとはいえ、すごいですね。

詳しい記事はこちらをクリックして拡大してお読みください

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今年は瀬戸内国際芸術祭2016の年。世界中から瀬戸内海の島をアート巡りで訪れる人が増えると思いますが、実は瀬戸内海にも魅力的な古民家が集まった集落ときれいな風景がたくさんあります。瀬戸内国際芸術祭効果もあり、最近は島を訪れる人が増えていて、小豆島や直島、男木島など進んでいる地域では、若い人が大勢移住してきています。ただ、その他の多くの島では、空き家が多く限界集落がたくさんあります。

私の祖父の出身の本島でも、集落のほとんどが70代以上の限界集落となっており、このままではいずれ集落が消滅してしまい、お墓参りもできなくなるので、何とかしたいと思っています。

本島の笠島の町並み(伝統的建築物群保存地区に指定)

本島の笠島の町並み(伝統的建築物群保存地区に指定)

前回の瀬戸内国際芸術祭2013から本島を中心とする塩飽諸島も芸術祭のエリアに入り、アートをきかっけに島を訪れる人が増えてきました。本島の笠島には国の伝統的建造物群保存地区に指定された古い町並みも残り、古民家が民宿になったり、カフェができたり、新しい動きも出てきています。東京や岡山からカフェを開きたい人が見に来ているとの動きもあるようです。

瀬戸内国際芸術祭の会期中は多くの人が訪れるので、いちばん島に不足しているのは「食」と「宿泊」です。前回の芸術祭の前に、建築士の父が「島の空き家を提供してもらって、便利なところに受付を1カ所つくって鍵の受け渡しをして、泊まってもらえないだろうか」と言っていましたが、それが篠山の古民家ホテルの構想とぴったりでした。

島からは瀬戸大橋も一望

島からは瀬戸大橋も一望

今年の瀬戸内国際芸術祭2016に「島家ホテル」を間に合わせることは難しいと思いますが、試験的に1軒くらいならできそうです。幸いなことに、祖父の出身の古民家が一軒あるので、まずは手始めに自分で改修してairbnbを利用して、いま話題の「民泊」で泊まってもらうことから始めてみようと思います。<airbnbはこちら>

改修候補の島家

改修候補の島家

島で古民家再生を行うときの要は「費用がかからないこと」。都市部なら費用をかけても回収できますが、島ではそうもいきません。費用をかけずに改修する成功事例をつくることで、ハードルが下がり、みんなが取り組みやすくなります。

のんびりした集落の風景

のんびりした集落の風景

幸いなことに、建築設計の仕事をしているので、どこをどう直せばきれいになるか、どうすれば費用が抑えられるかはある程度分かります。ポイントを絞ってDIY中心で改修することで費用を抑えていきたいと思います。その過程と実際の費用や日数なども、このブログで公表していきたいと思いますので、お楽しみに。

本島は10月からの秋会期なので、夏前までに改修して、夏に試験的にいろんな人に泊まってもらい、準備した上で瀬戸内国際芸術祭の秋会期を迎えたいと思います。

40年前から変わらない島の風景

40年前から変わらない島の風景

今回の目標は、島に多くの人が訪れる瀬戸内国際芸術祭2016の会期中に、できるだけ多くの人に泊まってもらい、宿泊のノウハウの蓄積とある程度宿泊料が回収できる実績をつくること。小さな成功事例があれば、島の人に協力してもらう際の判断材料になります。高松から笠島の集落にきてカフェを開いている方など、島外から島の集落を残したいと思って来ている方も何人かいらっしゃるので、協働して仕組み作りができたらいいなあと思います。

うちの集落はフェリーターミナルからも遠いかわり、すごく静かで落ち着いているので、芸術祭の期間以外は、まずは外国人旅行者の滞在型なんかが向いているかと思います。欧米の旅行者の口コミはすごくて、四国の田舎のすごく風景がいいところなどで、日本人が見つけにくいところなどにも、どこで知ったのか来たりするそうなので。ハワイやバリにいかなくても景色のいいところはあるので、少しずつ滞在する人を増やして、いずれば移住してくる人が出て、集落を残すことにつなげていきたいと思っています。

古民家を利用した分散型ホテルは、東京でもこのブログで以前紹介したHAGISOが取り組まれています。こちらも建築設計事務所の方がDIY中心で取り組まれています。新建築1月号に完成写真が出ていたので、もうすぐオープンといったところでしょうか。同じ時代には、みんな同じ発想になるのですね。 http://hagiso.jp/news/hanare-start/

特徴のある本島の「夫婦倉」

特徴のある本島の「夫婦倉」

「千里の道も一歩から」の格言がありますが、まずは小さな一歩から無理をせず取り組みたいと思います。乞うご期待!

<瀬戸内国際芸術祭2016のホームページはこちらをクリック>

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